通年カリキュラム

探求

探求

仲間とともに本質を追求し
“今”につなげる

概要

年齢もさまざまなメンバーでグループになり、特定のテーマについて議論します。議論の中で自他の意見を認め合い、融合させて新しい発想・仮説を生み出していきます。また、テーマ同士のつながりや社会との関連性にも意識を向けて、議論を深める思考力を養います。

目的・ねらい

  • テーマについて議論を深める中で、“今”に活かせる気づきを得る。
  • 意見や考えを率直に伝え合い、互いに認め合う。意見を塗り重ね、整合性の取れた結論に導く経験を積む。
  • 多角的な視点から物事を捉え、「答えのない問い」に対して粘り強く考えられる力をつける。

「探求」するテーマ

現代社会を起点とした多様なテーマに対し、1回につき1テーマの形式で議論を行います。各テーマの深掘りで得た気づきを踏まえることで、複数テーマ同士のつながりを俯瞰して見ることができ、さらなる発見につながります。

[ テーマの成り立ち ]

「探求」で扱うテーマは、現代の社会状況や課題を元に組み立てられています。
社会につながる課題に対して、過去や自然など多角的な視点から検討し、仮説を立て、グループで議論する。議論と深掘りの中で得られる気づきに加えて、これらの思考プロセスも身につきます。

「子どもの行動意欲が乏しく、活力が下がった状態をどうしたら良いか」という問いに対し、類設計室の社員一同で議論を重ねて誕生したのが類学舎です。類学舎のはじまりとも言える「探求」という活動を通して、現代社会と本気で向き合いながら、思考や議論を深める経験をしてほしいと考えています。

最近のテーマ例

実際に取り扱っているテーマの一例をご紹介します。

「世界の潮流」
国家が誕生して以降、社会はどこへ向か⁨⁩おうとしているのか。歴史的な背景となる条件や、主要国家・勢力に形成された民族性について、議論・深掘りをしています。 現在のテーマは「中国」です。各時代の外圧状況と国民の意識によって、戦略の成果が変わるという気づ きを得ました。次回以降、「国力とは何か?」というテーマで議論を深めていきます。

活動の内容

異なる学年の仲間6人ほどで構成されたグループで、テーマについて議論します。
グループでの対話と、各グループで出た意見を他のグループに共有する「全体共有」とを繰り返しながら、テーマの掘り下げを進めます。違う視点からの意見を取り入れて議論を重ねていく中で、異なる考えを融合して新しい発想を生みだす力を身につけます。

通年カリキュラム以外の探求の場として、小学生から大人まで一緒に議論を行う「実現塾」もあります。

「探求」の流れ

  • 1前回の振り返り、今回のテーマについて
    これまでの探求テーマ・前回のテーマとのつながりを踏まえて振り返り、そこから連なる今回のテーマを確認します。
  • 2与えられた情報を元にして考える
    テーマについての資料が配布されます。資料の情報を自分の持つ知識や体験などと紐付けながら、自分なりの考えをまとめます。
  • 3グループで対話する
    学年や知識・経験などが異なる仲間達と、グループ内で考えを話し合います。 お互いの意見を出し合いながら、多角的な視点でテーマに向き合います。
  • 4全体に共有する
    グループの中で出た意見を、他のグループに対しても共有します。 グループ内にはなかった視点や気づきを取り入れ、さらに探求を進めます。
  • 5サイクルを繰り返す
    2〜4のサイクルを繰り返していきます。 収束と発散を繰り返し、お互いの考えや意見を融合させながら、テーマの深堀りを進めます。
  • 6振り返り
    探求を進める中での気づきや、もっと知りたいと感じた内容などをまとめます。 実際の社会課題や日々の生活において、学んだことをどのように活かすかを考えます。

「探求」エピソード

生徒たちは「探求」の中で、どのように「答えのない問い」に向き合っているのでしょうか?
実際にあったエピソードを紹介します。

テーマ:中国の政治家 鄧小平(とう しょうへい)が、社会主義による計画経済をやめて資本主義経済へ移行する政策を行った。
それはなぜか?

「諸外国を見て、中国の状況に危機感を抱いたから(つまり、資本主義勢力にのまれ、経済が停滞する)」「GDPを向上させるには、資本主義的なやり方も必要であるから」などさまざまな意見がでました。また、「社会主義経済下で、そもそも国民は貧しさを感じていたのか」との意見もあり、国民の意識をたどることで違った見方ができそうだ、と気づきを得ることができました。
単純に「〇〇主義のメリット・デメリット」に収束するのではなく、「当時の中国国内の状況、そして勝ち筋は何だったのか」と視点を広げて思考を展開することができました。


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